みなさま、こんにちは。
亀戸駅から徒歩5分の歯医者【小林歯科・口腔外科クリニック】です。
親知らずの抜歯後は、お顔がパンパンに腫れるイメージをお持ちではないでしょうか。
親知らずは一般的に15歳ごろから生えます。
斜めに生えてしまい一部だけお口の中に露出しているタイプや完全に顎の骨の中に埋まっているタイプなど、さまざまなケースがあります。
抜歯後に頬が腫れる症状は、親知らずの生え方や歯の状態などにより、変わってくるのです。
そこで今回は、親知らずの抜歯後の腫れに関することをお伝えいたします。
痛みを伴わない腫れ
親知らずの抜歯後に、痛みを伴わない頬の腫れや、痛み止めの内服で痛みが軽減する程度の腫れが起こるのは、次のようなことが要因だと考えられます。
血腫(けっしゅ)
親知らずを抜歯するために歯ぐきを切開すると、出血が起こります。歯ぐきの中に血が溜まることで、血腫となるのです。
親知らずが斜めに生えている場合や、歯ぐきの中に完全に埋まっている場合などは、切開する面が大きくなるので出血の量が多くなり、血腫につながります。
気腫(きしゅ)
切開後に広範囲に歯ぐきを剥がす作業が必要な場合に、組織のすき間に空気が入った状態で縫合を行うと気腫の要因となります。
浮腫(ふしゅ)
歯ぐきの切開や骨を削るなどの外科的手術をした場合、浮腫を生じることがあります。
これらが原因で生じる「腫れ」は、手術後に起こる「炎症反応」という身体の正常な反応といえます。
血腫、気腫、浮腫ともに時間が経過するにつれて吸収され次第に腫れは落ち着くでしょう。
痛みを伴う腫れ
先ほどお伝えした「炎症反応」とは別に、腫れと痛みが長引く場合や、時間の経過とともに症状が酷くなる場合には注意が必要です。
傷口から細菌に感染して、感染症を発症していることがあるので、早めに歯科医院に連絡しましょう。
さらに抜歯後の腫れで気をつけていただきたいことは、血餅(けっぺい)を洗い流さないことです。
血餅とは、抜歯後の創傷をふさぐ「血のかたまり」のことをいい、傷口を細菌から守り出血を抑える役割などがあります。
はじめは赤黒い血のかたまりですが、経過とともに半透明の白っぽい色に変化していきます。
血餅を剥がしてしまうと「ドライソケット」といわれる顎の骨がむきだしの状態となり、腫れや痛みが酷くなる場合や創傷の治りが遅くなることがあるので気を付けましょう。
異常なや腫れ痛みなど心配なことがあればご相談ください
亀戸駅から徒歩5分の歯医者「小林歯科・口腔外科クリニック」では、専門的な知識と経験のある日本口腔外科学会認定口腔外科専門医が親知らずの抜歯を行います。
歯科用CTを使用し、患者さんの親知らずの位置や顎の骨をなどの状態を確認した上で、適切な処置を提供いたします。
親知らずのお悩みや抜歯後の腫れ、痛みに関することなど、お気軽にご相談ください。